先月少しだけ帰省したのですが、結構ハードスケジュール・・・
だけど車で実家に帰る前にちょこっと地元の海を漕いでみよう!!
ということで目指すは糸島市の海の観光名所の一つ。
玄界灘に聳え立つ洞窟『芥屋の大門』!

前日夜中に鹿児島を出発して夜中の2時辺りで糸島に到着。
車の中で仮眠をとり、朝イチで漕ぎ出します。

芥屋の大門にいく前に、少し西側に伸びる岬を沿うように漕いでみました。
岬の上には山頂が360度パノラマになっている『立石山』。
この岬は糸島に住んでいる頃を含めて1度もきたことがありませんでした。

 

 

 

岬の奥に見えるのは『姫島』。
岬の裏側の岐志漁港から船が出ています。距離的にはカヤックでも行ける距離ではありますが、今回はパス。
まだ行ったことがない島なのでまた別の機会に行ってみようと思います。

糸島のあるインストラクターさんから、「糸島の海岸線も相当人工物が増えてきた」と聞いていて少し落ち込んでいましたが、まだまだこんなにも壮大な自然がまだ残っていました。
実際、糸島市の海岸線にはたくさんの道が通り、カフェなどのお店も増え、自然の景観が損なわれつつあるのが現状です。
しかし、まだまだこの写真のように飾られることなく、ありのままの自然が広がる場所が残っていました。

シーカヤックあるあるなのですが、カヤック乗りには「崖萌え」という人がたくさんいます。
海から見る崖が好き。洞窟が好き。穴があったら入りたい!
という人たちです。
そんな人々も興味を持ちそうな海岸線が、糸島半島にも残っていました。

そしてやっと、本題の大門へ!

今回の海況は凪。前回カヤックできた時は大荒れでしたが今回は波も風も全くない!
じゃあ!少しだけ入ってみよう!!
ということで洞窟の内部へ!!
通常は近くの芥屋漁港から遊覧船が出ています。最後に洞窟内に入ったのは小学生の頃のその遊覧船にとった時なので、実に10年以上ぶりの洞窟探検です!!

柱状の岩が敷き詰められたような形。『柱状節理』と言います。
どのようにしてこの形ができるのかは結構複雑なよう私自身もちょっと混乱中ですが、一つ間違いなく言えることは、この地形は溶岩由来であるということ。つまり、この周辺に火山があったことを意味します。
実際、糸島半島の志摩地区には昔は火山だったのではないかと思われる山がたくさんあります。そのエリアの火山活動の一環で出来上がった地形がこの芥屋の大門。

中からの景色はこんな感じ。
糸島では唯一の海蝕洞。海の波風によってできた洞窟のことです。
そして『日本3大玄武洞』と呼ばれる洞窟にも指定され、その中でも最大の大きさを誇る洞窟。
天然記念物でもあります。

こちらが大門の外側。やはり壮大な柱状節理です。
人間が作り出す芸術品とは全く違う大自然の雄大さ。糸島どころか福岡県内、もしかしたら九州内トップクラスの迫力かもしれません。

糸島はどんどん「おしゃれな町」というイメージが先行しつつありますが、糸島市出身である私個人の意見としては、それは糸島本来の魅力ではありません。
本来の糸島の魅力は、福岡市から電車で1本。時間にしても博多から1時間足らずのこの場所に、自然と人々の暮らしが共存し、ありのままの自然が都市近郊に残る日本の原風景。
県庁所在地のすぐ近くに、いわゆる、『里山』『里海』の両方が残る地域はそうなかなかないと思います。

今回私はカヤックでこの洞窟に行きましたが、遊覧船でも結構です。ぜひ遊覧船に乗ってこの大門まで遊びに行ってみてください。
きっと、糸島を代表する大自然が、糸島ならではの魅力の一部を教えてくれると思います!!

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